内山理名、セーラー服姿に「怖い」
宅間孝行のエンタメプロジェクト“タクフェス”第2弾公演「夕 ‐ゆう‐」の上演前に最終公開リハーサルと囲み取材が3日、サンシャイン劇場で行われ、キャストの内山理名、上原多香子、山崎静代(南海キャンディーズ)、阿部力、高橋光臣、藤吉久美子、そして宅間が、セーラー服や学ランなどの役衣装姿で登場した。
30オーバーでセーラー服は恥ずかしい?キャスト写真ギャラリー
役に成り切りどんな衣装もさらりと着こなす女優とはいえ、今回のセーラー服という衣装に内山は「今は違和感ないですけど、お客さんがどんな目で見るかわからないから怖い」と正直な気持ちを告白。キャスト同士で「かわいい」と褒め合い、励まし合っていると舞台裏を明かして笑いを誘った。
同じように消極的な上原は「制服のことは触れてほしくない……」とぽつり。「役で着ているぶんには恥ずかしくないですけど、リアルな31歳としてコメントするのは恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。
そんな二人をよそに山崎は「わたしは全然違和感ないです」と自信満々。学生時代はセーラー服だったかと聞かれると「そうですけど、学ランだと思ったんですか?」と突っ込み、詰め寄る一幕も。
宅間は「森光子さんもよいお年まで学生服をきていらっしゃいましたし」とフォローしつつ、「なかなか見られるものではないので、注目してください」とそれぞれの制服姿をアピールした。
本舞台は、1980年代の長崎を舞台に繰り広げられる青春ラブストーリー。2012年に解散した宅間主宰の劇団・東京セレソンデラックスが3回上演した人気作で、恋や友情に揺れ動く高校時代から大人になるまでの物語を描いている。再演にして今作が決定版になったと自信をのぞかせる宅間は、「日本全国でお祭りチックな騒ぎをしたい」と目を輝かせていた。(取材・文:鶴見菜美子)
舞台「夕 ‐ゆう‐」は7月3日から21日まで東京・サンシャイン劇場にて上演(7月に新潟、8月に大阪ほか順次公演)