握手会で襲撃されたAKB48入山杏奈、ギブスはそのままも、初主演映画の舞台あいさつに元気な姿
5月のAKB48握手会襲撃事件で負傷したAKB48の入山杏奈が6日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた主演映画『青鬼』の舞台あいさつに出席した。入山は先月30日に秋葉原のAKB48劇場で行われたチームA「恋愛禁止条例」公演に姿を見せて以後、AKB48劇場を除く公の場に登場するのはこれが初めて。右手のギブスははめたままだったものの、登壇後は終始笑顔で、共演者らと元気一杯にトークを繰り広げた。
痛々しいギプス姿で舞台あいさつに現れたAKB48入山杏奈の写真ギャラリー
警備員20名が配置されるなど、厳戒体制の中行われたこの日のイベント。本作が入山にとって映画初主演作であったことや、事件を機に入山の存在がよりクローズアップされたこともあり、客席は満席。入山が現れるとファンからいっせいに「あんにん! (入山の愛称)」の声が上がり、入山は、「今日この場所に来ることができてとても光栄です」と感慨深げに頭を下げた。
主催側からは本作が公開初日、全劇場(全国9劇場)で全回満席だったことや、ニコニコ生放送で本作の有料配信をニコ生史上最高の7,000人が視聴したことが発表されたが、入山は「なんか鳥肌が立ちますね。(ニコ生の)7,000人というのも劇場に7,000人がいるのと同じことですよね、本当にありがとうございました」と感激の表情。
舞台あいさつでは共演者から「座長」と呼ばれ、「座長という言葉は違和感」と照れくさそうな表情を浮かべる一幕もあり、「楽しいメンバーで撮影ができて、この夏最高のホラー映画ができたとわたし自身は思っています。たくさんの方に見ていただけたら嬉しい」と終始笑顔で舞台あいさつ。同じAKB48のメンバーからの反響についても「何人かが観に来てくれて、『よかったよ』って声をかけてくれたりしました」と嬉しそうに報告していた。
本作はフリーゲームソフト「青鬼」の実写化作品。この日の舞台あいさつには入山のほか、共演者の須賀健太、陳内将、聖也、古畑星夏、尾関陸、小林大介監督も出席した。(取材・文:名鹿祥史)
映画『青鬼』は全国公開中