「巨人の惑星」のこびと役ドン・マシスンさん死去、84歳
テレビドラマ「巨人の惑星」でこびとの一人を演じていた俳優のドン・マシスンさんが亡くなった。84歳だった。
10か月前に肺がんと診断されていたドンさんは、現地時間6月29日に娘で女優のミシェル・マシスンの自宅で寝ている間に息を引き取ったとThe Hollywood Reporterは報じている。
1983年を舞台にした同テレビドラマは1968年から1970年までアメリカで放送され、ジョン・ウィリアムズがテーマ曲を担当。ロンドン行きの宇宙船「スピンドリフト号」が巨人の惑星に不時着するストーリー。当時としては高額な1エピソード25万ドル(約2,500万円)の製作費が掛かったドラマだったという。(1ドル100円計算)
放送終了後、ドンさんは共演者だったディアナ・ランドと結婚。その後、離婚しているが、娘のミシェルによると、二人はずっと仲が良かったそう。「離婚してからの35年間、ずっとお向いに住んだり、何軒か先に住んだりしていました。毎日何度も会話をし、笑い合ったり、お互いをイラつかせたりしていました」と両親について語っている。
ドンさんは、テレビドラマ「ファルコン・クレスト(原題) / Flacon Crest」「ジェネラル・ホスピタル(原題) / General Hospital」に出演していたほか、「ジェシカおばさんの事件簿」「私立探偵マグナム」「ヒル・ストリート・ブルース」などにゲスト出演をしていた。(澤田理沙)