『トランスフォーマー/ロストエイジ』がV2!IMAXでの新記録も樹立
全米ボックスオフィス考
先週末(7月4日~7月6日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『トランスフォーマー/ロストエイジ』が興行収入3,705万185ドル(約37億501万8,500円)という前週比63パーセントダウンの数字ながらV2を飾った。(数字はBox Office Mojo、配給調べ、1ドル100円計算)
大幅ダウンとなったものの、2週連続の1位は4月公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』以来のこと。また、IMAXによる新次元の3D体験を売りにしているだけあって、全世界668サイトのIMAX劇場では、公開からわずか12日間で、2012年公開の『ダークナイト ライジング』を上回る5,300万ドル(約53億円)を稼ぎ出し、歴代新記録を樹立した。
興収2,157万7,049ドル(約21億5,770万4,900円)で初登場2位となったのは、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのメリッサ・マッカーシー主演コメディー『タミー(原題) / Tammy』。失業し、さらには夫から浮気されていたことを知った女性(メリッサ)が、口汚く、大酒飲みの祖母と旅に出るさまを描く。彼女の夫で俳優のベン・ファルコーンの初監督作である本作のレビューは芳しくなかったが、人気コメディー女優の主演作とあってそれなりのスタートを切った。
4位デビューとなったのは、『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン監督が手掛けた『NY心霊捜査官』。元ニューヨーク市警巡査部長のラルフ・サーキの実体験を基に、霊感がある刑事(エリック・バナ)が特殊能力を駆使して怪事件の捜査に挑む姿を追ったサスペンスホラーだ。同じく初登場のSFアドベンチャー『アース・トゥー・エコー(原題)/ Earth to Echo』は6位。それぞれ興収は974万0,471ドル(約9億7,404万7,100円)、836万4,658ドル(約8億3,646万5,800円)と振るわなかった。
今週末公開作品は、名作SFシリーズの前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編となる『猿の惑星:新世紀(ライジング)』など。(編集部・市川遥)
7月4日~7月6日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『トランスフォーマー/ロストエイジ』
2(初)『タミー(原題) / Tammy』
3(2)『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』
4(初)『NY心霊捜査官』
5(3)『ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン2(原題) / How to Train Your Dragon 2』
6(初)『アース・トゥー・エコー(原題)/ Earth to Echo』
7(5)『マレフィセント』
8(6)『ジャージー・ボーイズ』
9(4)『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題) / Think Like a Man Too』
10(7)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』