ハリウッド版ゴジラが台風つれて日本にやってきた!渡辺謙も感無量!
俳優の渡辺謙が10日、東京国際フォーラムで行われた映画『GODZILLA ゴジラ』のジャパンプレミアにギャレス・エドワーズ監督らと共に出席し、ハリウッド版ゴジラの日本凱旋(がいせん)に感無量の表情を見せた。
映画『GODZILLA ゴジラ』ジャパンプレミア写真ギャラリー
今年の5月にアメリカでワールドプレミアが行われてからおよそ2か月。世界各国で大ヒットを記録する本作がいよいよ日本でも公開となる。そんな期待感が充満する観客の前に立った渡辺は、関東地方に台風が近づいていることを踏まえて「一つおわびを申し上げないといけません」と切り出すと、「あまりにもゴジラの威力が強すぎて、台風までをも連れてきてしまいました! 皆さんがお帰りのときにはヤツも上陸しているかもしれません。お気をつけください」と会場に呼び掛け、喝采を集めた。
一方のエドワーズ監督は、大勢の観客で埋まった会場を見渡し「この会場はゴジラの身長くらい大きいね」と驚いた様子を見せつつも、芹沢博士役の渡辺について「世界中で何も言わずに感情を伝えられる俳優だ。ただ出演契約をする際に、ゴジラよりも大きなトレーラーハウスじゃないと嫌だ、と要求してくるんだよね」とジョークを交えながら称賛。
その言葉に「後で裏に連れていってよく話します」と笑った渡辺は、「この映画を作ったレジェンダリー・ピクチャーズの社長が、ギャレスのことをクリストファー・ノーランの再来だと言っていたんです。僕はクリスと2本一緒に仕事をしたことがあるんで、正直、『うそだろ、それはないだろう』と思っていました。でも、この映画を見せてもらったときに、その言葉にうそがないと思った。って、俺はこんなにも褒めているのになあ」とエドワーズ監督に詰め寄ってみせて笑いを誘った。
この日の舞台あいさつの前には、会場前で、ゴジラの身長と同じ108メートルのレッドカーペットを敷き詰めたイベントを実施。そこには波瑠、宝田明、武田鉄矢、押切もえ、蛯原友里、澤穂希、吉田沙保里、安藤美姫ら豪華ゲストが来場し、会場を華やかな雰囲気に包んだ。(取材・文:壬生智裕)
映画『GODZILLA ゴジラ』は7月25日より全国公開