ディズニー映画『ピノキオ』の声ディック・ジョーンズさん、死去

　1940年のディズニー映画『ピノキオ』でピノキオの声を演じたディック・ジョーンズさん（本名リチャード・パーシー・ジョーンズ）が現地時間7月7日に亡くなった。87歳だった。

　The Wrapなどによると、カリフォルニア州ノースリッジの自宅で亡くなっているのを家族が発見したとのこと。検死は行われるが、老衰のようだとロサンゼルス検死局はコメントしている。

　IMDbによると、小さいころからロデオの名手だといわれていたディックさんは、西部劇スター、フート・ギブソンにハリウッドで成功できると説得され、ディックさんは母親と共にテキサスからカリフォルニアに引っ越したという。低予算の西部劇で子役として活躍をしたディックさんは、10代前半に『ピノキオ』の声優に大抜擢されている。

　ディックさんは、映画『ステラ・ダラス』『大陸の快男児』など40本近い映画に出演。テレビ映画「テキサス平原児」「バッファロー・ビルの冒険」などに出演したディックさんは、1960年代に俳優業を引退し、不動産業に転職したと報じられている。（澤田理沙）