窪田正孝の「好きになりました」コールに、的場浩司「俺も好きだよ」
俳優の窪田正孝、的場浩司が12日、シネマート六本木で行われた映画『ナニワ銭道』初日舞台あいさつに萩庭貞明監督とともに来場、息の合ったバディぶりを見せつけた。
新たなバディが誕生! 窪田正孝の「好きになりました」コールに 画像ギャラリー
青木雄二プロダクションが手がけるコミック「ナニワ銭道~もうひとつの『ナニワ金融道』」を実写化した本作。大阪ミナミを舞台に、「正義感だが世間知らず」の青威(窪田)と、「法に明るいが銭に執着する」小籔(的場)が、時に衝突しながらも、トラブルに立ち向かっていく様子を描き出す。
今回、初共演となる的場を「最初は怖い印象がありました」と振り返る窪田だったが、「でも実際は全然違った。的場さんクラスになると高級なものを食べるのかなと思っていたら、コンビニのプリンやアイスが好きな甘党だと聞いて。僕も甘党なんで、共通点を見つけられてすごくうれしかったんです。それがギャップで、とても好きになりました」とラブコール。
そんな窪田の告白に、的場はちょっぴり驚きつつも「ありがと、俺も好きだよ」と返答、そのはにかんだ姿に会場からは大きな拍手が。さらに「窪田とは本当に芝居がやりやすかったし、可愛いかったですし。好きだと言われて舞い上がっています。この先、これがパート2、パート3と続けば、もっと窪田と仲良くなって、芝居もかみ合うはず」と早くも続編に意欲を見せる一幕も。
そんな2人の姿を見た萩庭監督は「ご覧になったように、2人のコンビネーションがうまくいった」と満足げな笑顔。さらに「この作品は、漫画家を目指すまだまだ未熟な青威が、裏社会の小籔と出会うことで銭道をまい進していく成長物語の第一歩です。これがパート30くらいになると、青威はきっと(漫画家の故・)青木雄二さんになるんです。そこで彼が(青木さんの代表作)『ナニワ金融道』を描き、(かつてドラマ版『ナニワ金融道』で主演した)中居正広君によって実写化されるわけです」と壮大な構想をぶちまけると的場たちも「そうなのか?」と驚いた様子。
さらに「その時、青威は50を過ぎているので、あと20数年は(本シリーズを)続けなければいけない。そこまで頑張りましょう」とコメント。「難波金融伝 ミナミの帝王」シリーズを約15年にわたって手がけてきた萩庭監督だけあって、新たなロングランシリーズとして本作に期待している様子であった。(取材・文:壬生智裕)
映画『ナニワ銭道』はシネマート六本木にて公開中