長澤まさみが紫式部に!初の三谷幸喜舞台で斉藤由貴相手に“女のバトル”
女優の長澤まさみが、三谷幸喜作・演出の舞台「紫式部ダイアリー」で紫式部にふんし、斉藤由貴演じる清少納言と激しい女のバトルを繰り広げることがわかった。本作は二人芝居で展開。三谷作品で女性しか出てこないのは初めてとなる。
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今作の紫式部は、「源氏物語」で一躍注目を浴び、美しさと才能あふれる「鼻持ちならない自信家のイケイケ美人作家」を演じながらも、内心未来への大きな不安を抱えているという役柄。一方、「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言も、自分が目指すものと、世間から求められるもののギャップに悩み、才能の枯渇や加齢による「美」の衰えに恐れを抱く日々を過ごしていた。そんな二人が、女流新人文学賞の選考会に審査員として呼ばれたことにより、選考対象作品に対する文学論から、作家として、また女としてのプライドをぶつけ合うことになる。
長澤は、三谷の舞台に出演するのは初めて。出演に際して「念願だった三谷さんとの舞台作品。とても楽しみにしています。紫式部と清少納言ということで、なんだか一筋縄では物語が進んで行かないようなところが少し怖くもあり楽しみなところでもあります」と意気込みを見せている。
長澤と斉藤は東宝シンデレラオーディションでデビューを果たし、同じ事務所の先輩後輩でもある。「長澤まさみちゃんは、一応同じ事務所の後輩です。でも、こと役者稼業でいえば、先輩後輩は1グラムも意味がないってことを、彼女と一緒に経験する瞬間を味わいたいと考えています。心配なのは、彼女のきれいな長い足に見とれてせりふをとちったらどうしよう、ということです(本気です)」と斉藤はコメントしている。
この二人芝居を演出する三谷は「紫式部と清少納言の壮絶なバトル。それにしても、これだけのハードルを、果たして長澤まさみは、飛び越えることができるのか? たぶんできます」と出演者への信頼を明かすとともに、「実は男が出てこない作品を書いたことがない僕にとっても、これはかなりのハードルなんですよ。頑張ります」とこぼしている。(編集部・井本早紀)
パルコ・プロデュース公演「紫式部ダイアリー」は、11月1日よりパルコ劇場で上演 名古屋、福岡、大阪、松本、広島公演も予定