『思い出のマーニー』には第三のヒロインがいた!?物語の鍵を握る少女の写真が公開
『借りぐらしのアリエッティ』から4年、米林宏昌監督が手掛けるスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』で、心を閉ざした12才の少女・杏奈と謎の金髪の少女・マーニーの二人のほかにも、物語の鍵を握る少女がもう一人登場していることがわかった。
その人物とは、東京から海辺の村に引っ越してきた夢見がちなメガネの少女・彩香(さやか)。マーニーの謎に迫り、杏奈の成長を手助けする第三のヒロインともいえる重要な役柄であるという。今回公開された場面写真では、赤い眼鏡を掛けて目をらんらんと輝かせる彩香の姿がお披露目されている。彩香の声優は、テレビドラマ「夜行観覧車」「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」の杉咲花が務めている。
吹き替えに挑戦した杉咲は、「小さいころからジブリ作品をたくさん見てきたので、まさか自分がジブリ作品の声優をできるなんて想像もしていませんでした。本当にびっくりしましたし、私でいいのかな? とも思いました」と不安を抱いていたことを告白。しかしいざアフレコに臨むとその心配は無用だったようで、「監督からわかりやすく指示を出していただきましたし、私が演じる彩香ちゃんは、元気で好奇心旺盛な子なので、伸び伸びと演じさせてくださいました」とアフレコ時を振り返っている。
杉咲を抜てきした西村義明プロデューサーは、彩香のキャスティングが難航しているときに、「夜行観覧車」の“回鍋肉の子”の演技がすごいとスタッフに薦められて杉咲の存在を知ったという。「意味もわからないまま“回鍋肉の子”で検索すると、杉咲花さんの名が。声を聞いてみると、マーニーの秘密を探ろうとする夢想家な彩香にピッタリです」と語っている。(編集部・井本早紀)
映画『思い出のマーニー』は公開中