クドカン連ドラに錦戸亮&満島ひかり!学校舞台の青春ドラマ
宮藤官九郎がNHK連続テレビ小説「あまちゃん」以来、初めて脚本を手掛ける連続ドラマ「ごめんね青春!」が今年10月期のTBS日曜劇場で放送されることがわかった。学校を舞台にした青春ドラマで、主人公の男子校教師・原平助を演じるのは関ジャニ∞の錦戸亮。ヒロインには女優の満島ひかりが決定した。
原平助は、14年前に起こったある不幸な事故に責任を感じ、地元に、そして母校にとらわれて生きてきた静岡県にある仏教系男子校の教師。そんな彼の勤める男子校と同じ地域にある女子校の合併が決まり、合併前の「お試しイベント」として男女合同の文化祭が開催されることに。本作では平助が、毎回起こるすったもんだの事件を乗り越え、文化祭成功に向かって全身全霊でまい進するさまが描かれる。
錦戸は「宮藤さんとは『流星の絆』以来、6年ぶりにご一緒させていただきますが、クドカンワールドがさく裂するドラマになるよう汗をかいて作品を作っていければと思います」と意欲満々。一方、初のクドカン作品となる満島も「青春コメディー楽しみです。可能性いっぱいの生徒たちと面白渋い大人たちと、たくさん笑ってもらえるようにドーンとやってみます。目指せ、コメディエンヌ!」と意気込んだ。
そんな二人の起用理由について宮藤は「錦戸くんは『流星の絆』以来、またご一緒したいと思っていました。教師でありながら、自分自身が青春から卒業できず苦悩する主人公を柔軟に演じてくれると期待しています。対する女子高の生活指導の教師には、ぜひ満島さんをとお願いしました。あらゆる角度から、錦戸くんを力いっぱい罵倒してほしいです」と説明。
また、初の学園ドラマを手掛けるにあたって「いじめも体罰も学級崩壊もなく、ただ漫然と1クールを描き切る」ことをテーマにしたという宮藤。「日曜の夜に家族で見て、翌日学校へ行くのがちょっとだけ楽しみになるようなドラマ。世知辛く息が詰まる昨今の学校教育の現実を無視するわけではありませんが、せめてドラマの中の学校ぐらいは、平和で楽しく、にぎやかでもいいんじゃないかと思っています」と本作に込めた思いを明かしている。(編集部・市川遥)
連続ドラマ「ごめんね青春!」は10月より日曜夜9時TBS系にてスタート