谷村美月が“栃木っ子”に!短編ラブ『しもつかれガール』満員の拍手に感激…
栃木市を舞台にした短編映画『しもつかれガール』が2日、初日を迎え、舞台あいさつに谷村美月、徳永えり、倉田大輔、細山田隆人、遠山浩司監督が登壇した。この日は早朝からの上映にもかかわらず会場は満員で、上映後にキャストが登場すると大きな拍手が起こり、谷村らを感激させた。
本作は、蔵の街、栃木市を舞台に栃木青年会議所の55周年記念事業として2013年に制作された短編ラブストーリー。たまたま駅で行き会った女性たちと、一人の男性の恋愛模様を爽やかに描く。同作には150名もの市民エキストラが参加しており、遠山監督が目指した“栃木の顔が見える作品”となっている。
栃木で生まれ育ったあいこ役の谷村は「1か月半の撮影でした。栃木での撮影は、『檸檬のころ』(2007)という映画以来なので、楽しみにしていました。早めに入って、栃木の子になれるように、自分も栃木を好きになれるように努力しました」と役づくりの工夫を明かす。
もう一人のヒロイン・里江を演じた徳永も「栃木はきれいな場所で、空気もきれいで水もおいしいくて、純粋に栃木の街を楽しみながら撮影に臨みました」と笑顔を見せた。
タイトルにもなっている「しもつかれ」とは郷土料理で、「大根と大豆と鮭を煮込んだ」ものとのこと。ごった煮の見た目がちょっと苦手という人には敬遠されがちだが、遠山監督や徳永は舌鼓を打ったことを明かしていた。本作は40分間の短編ながら、キャストが楽しんで演じ、温かさが伝わる作品に仕上がっている。(福住佐知子)
映画『しもつかれガール』は公開中