波動拳!「ストファイ」実写のヤング剛拳・尚玄、15キロ以上太る!ファンの失望を避けるため
2日、人気格闘ゲームを実写化した『ストリートファイター 暗殺拳』の上映会が、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主人公のリュウとケンの師匠・剛拳の青年期を演じた俳優の尚玄が出席し、ゲームファンを失望させないため、15キロ以上体重を増量して撮影に臨んだことを明かした。本イベントには「ウルトラストリートファイターIV」の杉山晃一プロデューサー、綾野智章アシスタントプロデューサーも登壇した。
この日限りの上映ということで、熱狂的なファンが詰めかけ、会場は早々と満席。そんな中、登場した尚玄は、モデル業も行っているだけあり、スマートなたたずまい。しかし「作品の中ではかなり体重を増やして、80キロ以上あったと思います」と過酷な増量を振り返ると、「ゲームのキャラクターは筋骨隆々なので、ファンの期待を裏切りたくなかった。でも実際、撮影に入ると、(マイク・モー演じる)リュウや(クリスチャン・ハワード演じる)ケンに比べると細かったですね」と苦笑い。
それでも、ファンのイメージを壊さないようにするために尚玄は「YouTubeなどでキャラクターの動きを研究しました。またリュウやケンの師匠という役柄なので、特にリュウの動きは練習しました」と明かすと、劇中で見せた“波動拳”のポーズを披露。そんな尚玄演じるヤング剛拳に、杉山は「剛拳って昔はイケメンだったんですね」と発言し、場内を沸かせていた。
「ストリートファイター」はかなりやっていたという尚玄。お気に入りのキャラクターはガイルだと言うと「見た目にもカッコいいですよね。あとはリュウもよく使っていました」と当時を懐かしみ「しゃがんで敵を待つ、ちょっと姑息(こそく)なところもいいですよね」と笑顔を浮かべていた。
本作は「ストリートファイター」の大ファンだというイギリス人俳優のジョーイ・アンサーが監督を務めた実写版。先駆けて制作されたショートフィルム『ストリートファイター レガシー』は、500万回を超える再生数を記録し、話題となっていた。(磯部正和)
DVD「ストリートファイター 暗殺拳 コンプリートエディション」は10月2日より発売