未成年の保護施設が舞台…世界の映画賞総なめ『ショート・ターム』11月日本公開
ティーンエイジャーをケアする短期保護施設を舞台にしたヒューマンドラマで、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)映画祭2013では最優秀作品賞と観客賞をW受賞し話題を呼んだ映画『ショート・ターム』が、11月15日より日本公開されることが決まった。 SXSW映画祭2013でのワールドプレミア以降、世界中で30もの映画賞を受賞、アメリカの大手映画批評サイトRotten Tomatoesで99パーセントの支持を獲得したほか、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督が2013年の映画ベスト10に選出するなど、観客、批評家、映画関係者から絶賛された作品だ。
主人公は、子供たちを保護する施設で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。同僚でボーイフレンドのメイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)との間に子供ができたことをきっかけに、二人の将来はささやかながらも幸せなものになるかと思われたのだが……。自らも誰にも打ち明けられない心の闇を抱えたグレイスと傷ついた子供たちの姿がみずみずしいタッチで映し出される。
監督・脚本を務めたのは、新人のデスティン・ダニエル・クレットン。本作で脚光を浴び、次回作はオスカー女優ジェニファー・ローレンスが主演・製作を務める『ザ・グラス・キャッスル(原題) / The Glass Castle』になると報じられている。また、主演のブリーも次代を担うハリウッドの若手女優として一躍スターダムにのし上がっており、若き才能が集結した作品としても見逃せない1本となっている。(編集部・市川遥)
映画『ショート・ターム』は11月15日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条ほか全国順次公開