ビートたけし、初制作CMは映画より時間をかけた
タレントのビートたけしが12日、虎ノ門ヒルズで行われたカルビー株式会社の新CM発表会に出席し、初めて制作したCMは映画の台本よりも時間をかけたと明かした。
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このCMは「かっぱえびせん」が今年で50周年を迎えるカルビーのテレビCMが完全にリニューアルされるため、制作&監修・たけし、作画・さくらももこによる豪華コラボによって制作されることになったもの。
会見に現れたたけしは「製品がいっぱいあるんで、1個ずついろいろな商品を紹介するんだけど、一つ一つのCMにオチを入れたり、笑えるものにしたり、ほほえましいものにしないといけないんで、映画の台本よりも時間をかけちゃったよ。昨日なんて1時間半かけちゃったしね」と満足げな顔を見せると、司会のガダルカナルタカは「それは普通なんじゃ……。でも打ち合わせも5分で帰ってしまう人ですからね」とちゃかしてみせて、会場を笑いに包んだ。
また、「さくらさんとは古いんだよ」と切り出したたけしは、「俺がラジオをやっているとき高校生だったのかな。そのあと作家になってから訪ねてきてくれたんだよ」と懐かしそうに振り返る。この日は、そんなさくらから、たけしに対して「キャラクターデザインに指名していただき、ありがとうございます。最初はビックリしましたが、大好きなたけしさんとこんなに面白い仕事ができるとは思っていなくて、はりきっています」とメッセージが届けられた。
今後は、全商品を対象としたシリーズCMが発表される予定。シリーズ第1弾となる「カルビーひとくち劇場はじまる」篇は、設定を下町喜劇として、全28体のキャラクターがステージに登場するところまではよかったが、遅れて登場した「ミマタ」(三又又三)のせいでステージにハプニングが起こる……という内容になっている。(取材・文:壬生智裕)
カルビー新CM「カルビーひとくち劇場はじまる」篇は全国でオンエア中