『ミュータント・タートルズ』がマーベルヒーローを抑え初登場1位!
全米ボックスオフィス考
先週末(8月8日~8月10日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、カメの忍者の活躍を描いたアクション・アドベンチャー『ミュータント・タートルズ』が興行収入6,557万5,105ドル(約65億5,751万500円)を記録し初登場1位に輝いた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
『ミュータント・タートルズ』は、これまでにもアニメ、映画、ゲーム化されてきた人気作を新たに実写化した作品。コミカルなキャラクターはそのままながら、マイケル・ベイ監督プロデュースというだけあって、最先端のVFX技術によってスピード感あふれるアクション大作に仕上がった。
配給のパラマウント ピクチャーズによると、1980年代から1990年代の子供時代にタートルズに慣れ親しんだ大人たちから、まさに今ニコロデオンで放送されているアニメに夢中になっている子供たちまで幅広い客層を集めることができたことがヒットにつながったとのこと。このヒットを受けて、続編が2016年6月3日に全米公開されることが決定した。
マーベルヒーロー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』はタートルズの前に惜しくも2位となったものの、興収4,212万4,922ドル(約42億1,249万2,200円)という数字は公開2週目としてはこの夏最高。累計興収1億7,651万5,761ドル(約176億5,157万6,100円)となり、最終興収は2億6,000万ドル(約260億円)以上を狙えそうだ。
そのほか、巨大竜巻の恐怖を描いたディザスター映画『イントゥ・ザ・ストーム』(興収1,734万6,427ドル・約17億3,464万2,700円)が3位に、インド料理屋とフレンチレストランのバトルを描いたヘレン・ミレン主演ドラマ『ザ・ハンドレッドフット・ジャーニー(原題) / The Hundred-Foot Journey』(興収1,097万9,290ドル・約10億9,792万9,000円)が4位に、人気ダンスシリーズ第5弾『ステップ・アップ・オール・イン(原題) / Step Up All In』(646万9,857ドル・約6億4,698万5,700円)が6位に初登場となった。
今週末公開作品は、シルヴェスター・スタローン率いる豪華キャスト競演で話題のアクション大作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』、『ソルト』のフィリップ・ノイス監督が手掛けたSFドラマ『ザ・ギバー(原題) / The Giver』など。(編集部・市川遥)
8月8日~8月10日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ミュータント・タートルズ』
2(1)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
3(初)『イントゥ・ザ・ストーム』
4(初)『ザ・ハンドレッドフット・ジャーニー(原題) / The Hundred-Foot Journey』
5(2)『LUCY/ルーシー』
6(初)『ステップ・アップ・オール・イン(原題) / Step Up All In』
7(4)『ヘラクレス』
8(3)『ゲット・オン・アップ(原題) / Get On Up』
9(5)『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
10(6)『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』