キム・ギドク監督、R18+指定の問題作引っ提げ1年ぶり来日!
韓国の鬼才キム・ギドク監督が、映画『メビウス』のプロモーションのため来日することがわかった。監督の来日は昨年10月の東京国際映画祭以来、約1年ぶりとなる。
過激すぎる描写に上映も危ぶまれました…キム・ギドク監督『メビウス』写真ギャラリー
ギドク監督は9月29日・30日の2日間にわたって日本に滞在し、同期間中にはトークショー付きの上映会も予定しているとのこと。
本作は、夫の浮気により崩壊し始める上流家庭の姿を映し出し、その過激な性描写から本国韓国でも上映制限された超問題作。日本での上映もR18+指定とされており、夫の不貞により嫉妬に狂った妻が、夫の性器を切り取ろうとするも失敗し、その矛先を息子に向けて実行するというショッキングな内容となっている。
また同作は、全編にわたりセリフが一切なく、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの要素のみで構成されている。「性」と「家族」と「人間」の物語を、ギドク監督が言葉を使用せずにどのように表現しているのかにも注目だ。ギドク監督の初期作品『悪い男』『受取人不明』から監督の作品に出演してきたチョ・ジェヒョンが不貞の夫を演じ、妻役をイ・ウヌ、息子役をソ・ヨンジュが務めている。(編集部・井本早紀)
映画『メビウス』は12月6日より新宿シネマカリテほか全国公開