日活が園子温監督、三池崇史監督の新作で北米会社と契約
L.A.に拠点を置くXYZフィルムズが、園子温監督の新作『TOKYO TRIBE』と、三池崇史監督の新作『極道大戦争』の北米販売権を獲得したことがDeadlineで報じられた。
これは、この2作を手掛けた日活が、XYZフィルムズと契約を交わしたことで明らかになった。『TOKYO TRIBE』は、井上三太の漫画作品を映画化したもので、架空の街、“トーキョー”に生きる若者たちの暴力、セックス、愛と友情を過激に描き、ヒップホップなどの音楽に関するネタも含まれた作品。鈴木亮平、佐藤隆太、大東駿介らが出演している。さらに本作は、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門に出品予定。
一方、『極道大戦争』は、正体が実はヴァンパイアという不死身のヤクザに憧れた、下っ端の舎弟を主人公にした映画で、主演には市原隼人が挑戦し、脚本は三池監督の助監督を務めてきた山口義高が担当した作品。
日活とXYZフィルムズは、すでにティモ・ジャイアント監督の映画『KILLERS/キラーズ』でもタッグを組んでいる。園子温監督と三池崇史監督の作品は、これまでも北米では高い評価を受けている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)