乃木坂46の秋元・生田・橋本が初主演!山下敦弘監督『超能力研究部の3人』公開決定
アイドルグループ・乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が12月公開の山下敦弘監督の映画『超能力研究部の3人』で、初めて主演を務めることが明らかになった。
本作は乃木坂46の5枚目のシングル「君の名は希望」のミュージックビデオ内で開かれるうそのオーディションから生まれた作品。この劇中オーディションに勝ち抜いた秋元・生田・橋本の3人が出演することになった大橋裕之の連作短編漫画「シティライツ」を原作にした映画の制作が進んでいた矢先に、「どうせなら、もっと無理なことしません?」という挑発的な発言が会議で飛び出す。それに真っ向から挑んだ山下監督が提案したコンセプトは「この脚本でも撮りつつ、この映画を撮っているという、メイキング風ドキュメンタリーも掛け合わせた一本の映画」というものであった。
どこまでがうそでどこからが本当なのか、3人が超能力とUFOに真剣に取り組む女子高生を演じる「青春映画」でありながら、同時に彼女たちがアイドルから女優へと成長する様子を切り取った「アイドル映画」でもある本作。過去に『もらとりあむタマ子』で前田敦子のぐうたら女子っぷりを見事に描いた山下監督は、今作で3人のアイドルの「リアル」と「うそ」を映し出す。
オーディションに受かったときに泣いたという秋元は「現場ではメイキングで回っているカメラにもお芝居がついていて、でも本番のお芝居もあって、どこからどこまで撮られているのかわからないのが不思議な感覚でした」と不思議なコンセプトゆえに混乱したという撮影時のエピソードを明かした。
生田は「オーディションに選ばれたときは、初めての映画だし、3人がメインっていうのも、『えっ!』て、喜びよりも信じられない気持ちが大きかったです。でも撮影開始まで時間が空いたので、3人であれはもうなくなっちゃうのかな、とか話していて、リハが始まっても、それさえも壮大なドッキリなんじゃないかって思っていました。今、無事に公開ができるって安心しています」と映画が無事公開までたどり着いたことに喜びを見せた。
橋本は「今回の映画は今までに観たことのない形の映画です。新しい映画の形を見せてもらえる、そんな映画に携われたことがすごく光栄なことだと思っています。今までにない形なので、一回観てもわからないと思うのですけれど、それがこの映画の醍醐味(だいごみ)だと思うのでぜひわからなくなってください」と見どころをアピールした。
監督でありながら劇中でも監督役を務めることになった山下は「うそとか本当とかぐっちゃぐっちゃに織り交ぜ3人に挑みましたが、彼女たちからあふれ出る魅力に俺たち作り手は振り回されっぱなしでした。いろんなことがどうでもよくなったとき、そこに映画が立ち上るので、その瞬間をどうかお見逃しなきようお願いします」と挑戦的なコンセプトである本作への自信を見せた。(編集部・吉田唯)
映画『超能力研究部の3人』は12月6日より全国公開