「永遠の0」ドラマ版、沖縄出身の満島真之介がゼロ戦パイロット役
2015年にテレビ東京系で3夜にわたって放送されるスペシャルドラマ「永遠の0 (ゼロ)」に、沖縄県出身の俳優・満島真之介がゼロ戦パイロット・井崎源次郎役で出演することが明らかになった。
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累計販売530万部を突破した百田尚樹のベストセラー小説を向井理主演(宮部久蔵役)でドラマ化する本作。満島演じる井崎は主人公・宮部の人物像を浮かび上がらせるきっかけを築く重要な役柄で、「番組の成否の鍵を握っている人物を誰ならば任せられるか、迷うことはありませんでした」と阿部真士プロデューサーは満島の抜てきに自信をのぞかせている。
沖縄で生まれ育った満島は、戦争を描く作品への出演は慎重に判断しているという。そして、「小さい頃から史実や資料映像をたくさん見てきたし、体験した方が近所にもたくさんいました」という満島は、「戦争について直接聞くというよりも、沖縄では、『ぬちどぅたから』(いのちは何よりも宝)という言葉だけですべてが通じるんです」と明かす。
「何があっても『ぬちどぅたから』だよ、物も何もなくても命があればあなたは幸せなんだよ。と、常に言われていて、小さい頃はよくわからなかったのですが、今になって心の奥底にすーっと入ってくるという感覚があります。今こうして命ある人たちが集まってこの作品を作っている。そしてこれからも生きていく方々が見てくれる。それだけでいいんです。あとは、それぞれに感じるものを素直に受け取ってもらえればすごくうれしいです」と思いを語った。
井崎という人物を通して「僕自身も自分の故郷や家族、今後家庭を持ち、どういうふうに生きていくのだろうか。など、いろいろなことを考えていました」という満島は、向井との共演に「すごく大きな背中を見せてくれました」「とてもすてきな出会いでした」と手応えを感じているようだ。
2013年に岡田准一主演で映画化もされた同原作のドラマ版では、映画には登場しなかった人物やエピソードをより原作に忠実に描く。同局のアーカイブ資料を用いて太平洋戦争も詳細に表現し、映画とは違う魅力を発揮する。向井、満島のほか、中村蒼、尾上松也、渡辺大、工藤阿須加が出演している。(編集部・小松芙未)
テレビ東京開局50周年特別企画 スペシャルドラマ「永遠の0 (ゼロ)」は2015年、3夜放送