アンディ・ウォーホルの16ミリフィルム作品をニューヨーク近代美術館がデジタル化!
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が管理する、アメリカを代表するポップアートの旗手アンディ・ウォーホルが手掛けた16ミリの全フィルム作品が、デジタル化されることが発表された。ロサンゼルス・タイムズ紙などが報じている。
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これまでウォーホルの数多くの作品群は、一般が鑑賞する機会はほとんどなかったが、このたびMoMAが、ウォーホルが1963年から1971年までの間に製作した全500作品をデジタル化することを決定し、近い将来一般が鑑賞できるための作業に取りかかることになった。
この作業は、MoMA、アンディ・ウォーホル美術館、ビジュアル・エフェクト会社MPCが共同して行う予定で、フィルム1コマずつ高解像度の映像にしていくため、全てデジタル化するまで数年の時間が掛かると見られている。
この全500作品には、スクリーンテスト用に撮影されたものから、3時間の長編『チェルシー・ガールズ』なども含まれるようだ。マルチな才能を見せたウォーホルのフィルム作品をぜひ観てみたいものだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)