マット・デイモン、頭からトイレの水かぶる
ALSアイス・バケツ・チャレンジを受けた俳優のマット・デイモンが25日、「ただの氷水」ではなく「氷を入れたトイレの水」を頭からかぶる映像をYouTubeで公開した。これはALS(筋萎縮性側索硬化症)と呼ばれる難病の認知度を高めるために行われているチャリティー活動で、指名された者は24時間以内に氷水をかぶるか、100ドル寄付するかを選択し、挑戦を受けた者は次の挑戦者3人を指名することになっている。マットは親友ベン・アフレックと宿敵ジミー・キンメルからチャレンジャーとして指名されていた。
マット・デイモン主演映画『プロミスト・ランド』フォトギャラリー
全ての人が清潔な水と公衆衛生にアクセスできることを目的とした非営利団体「Water.org」の共同創設者であるマットは「ここカルフォルニアが水不足というだけでなく、僕は『Water.org』の共同創設者でもあるので、きれいな水を頭からかぶって無駄にするというのは抵抗がありました。僕たちは公衆衛生についても訴えているので、トイレの水をかぶったらいいんじゃないかと思ったんです」と「氷を入れたトイレの水」をかぶることになった経緯を説明。
自宅のトイレからタッパーで水をすくってバケツに移し「これは本当にトイレの水だよ。家中のトイレから集めたんだ」と笑いながら、「僕の妻みたいに『本当に気持ち悪い』と思う人もいると思いますが、西洋のトイレの水は実際、発展途上国の人々が飲む水よりもきれいなんです。この問題を大きく受け止めて、一緒に何かしようと思ってくれたらうれしいです」と呼び掛け、「ベン・アフレックとジミー・キンメルにささげるよ!」と頭からトイレの水をかぶった。
氷水以外のものをかぶった役者にはマットのほか、チャーリー・シーン(お金)、オリヴィア・ワイルド(自身の母乳)などがいる。なお、マットが次の挑戦者として指名したのはジョージ・クルーニー、U2のボノ、NFL選手のトム・ブレイディだ。(編集部・市川遥)