ブラピ一行、4日間携帯ナシ&自給自足の過酷なブートキャンプを実施!
第2次世界大戦下のヨーロッパ戦線を舞台に、ドイツの大軍に対し、たった5人で戦い抜いたアメリカ軍兵士たちを描いた映画『フューリー』。同作の撮影中、主演のブラッド・ピットを含めたキャスト陣が、食料の調達も自ら行う、携帯電話持ち込み禁止の4日間のブートキャンプを行っていたことがわかった。
ブートキャンプを経た彼らの気迫を見よ!映画『フューリー』特報映像
メガホンを取ったデヴィッド・エアー監督が海軍出身ということもあり、大戦中の本物の武器や戦車のほか、世界に現存する7台のうち唯一の稼働状態にあるティーガー戦車の撮影使用許可を得るなど徹底的にリアリティーを追求している点でも話題となっている本作。エアー監督はキャストにもそれを求め、戦場で必須とされるチームワークを鍛えるため、昨年の9月16日から19日(現地時間)まで、イギリス・バッキンガムシャー州の森の中で1日24時間フルのキャンプを実施したという。
エアー監督は「結果として全てが結びついた。殴り合いの後、一段と仲良くなるのと同じさ。スパーリングや軍事用の格闘技訓練、武道の訓練をとにかくたくさん行った。さらに武器や車両を使用した強化訓練も。チームで戦車を操縦するには、5人ばらばらではダメなんだ。5人で構成されて一つとなる」と語っている。
さらに当時のキャンプの内容について「戦車の操縦の仕方を学ぶときは、ピットをリーダーとして常に5人で行動させた。そして何度も何度もリハーサルを繰り返した。室内で彼らが座っているシーンではなく、泥地や戦車の中のシーンを、通しでリハーサルしたんだ。そういったことの蓄積が、彼らの固い絆を作り上げたと思う」と振り返っている。その成果か、今回新たに公開された場面写真で見せている、シャーマン戦車にそれぞれのポジションで乗り込むキャスト陣の表情は、戦闘への緊張や戦いに臨む気迫を感じさせる。(編集部・井本早紀)
映画『フューリー』は11月より全国公開