デヴィッド・フィンチャー監督と作家ジェームズ・エルロイがHBOでタッグか?
映画『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』のデヴィッド・フィンチャーが、作家ジェームズ・エルロイと共にアメリカのケーブルチャンネルHBOで、1950年代を舞台にしたフィルムノワール作品を企画していることがIndiewireによって明らかになった。
デヴィッド・フィンチャー監督映画『ドラゴン・タトゥーの女』フォトギャラリー
ただ現在まだ、全てが企画段階でその内容は明らかにされていないが、映画『L.A.コンフィデンシャル』のような作品なると予想されている。フィンチャーは、以前にエルロイの作品「ブラック・ダリア」を、予算8,000万ドル(約80億円)、トム・クルーズ主演で5時間のテレビミニシリーズとして企画したことがあったが、企画倒れになっている。もっとも、その後も彼らは連絡を取り合っていたようで、フィンチャー監督の映画『ゾディアック』のDVDのコメンタリーにエルロイが参加していた。(1ドル100円計算)
近年、フィンチャーはフィルムノワール作品に興味を示しているようで、「ブラック・ダリア」だけでなく、1930年代に起きた連続殺人事件を捜査していた米財務省の酒類取締局の捜査官、エリオット・ネスを題材にした映画『トーソ(原題) / Torso』も数年前に製作しようとしたが、こちらも最終的に映画『セインツ -約束の果て-』のデヴィッド・ロウリーがメガホンを取ることになり、現在製作段階にあるようだ。
まだ話し合いの段階だが、フィンチャー監督とエルロイのタッグは、多くの人の興味を引きそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)