坂上忍、恋人から見切りをつけられていた!?
俳優の坂上忍が16日、都内にて行われた、映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』公開直前イベントに出席した。以前、恋人との付き合いが進展ではなく後退していることを明かした坂上だが、「実はあのとき、彼女から見切りをつけられていた」と告白。現在は首の皮一枚でつながっているそうで、家族愛も描いた本作を一緒に観て「愛を育みたい」と誓った。
驚くべき知能とリーダーシップで人類に立ち向かう猿のシーザーと、歯に衣着せない毒舌トークを武器に芸能界をけん引する坂上の共通点が多いことから実現した本イベント。試写を観賞した坂上は、「一番響いたのは人の心を描いていること。シーザーの表情がすごくて、究極をいえば、お芝居に言葉はいらないんだなと思った」と話し、「泣くつもりはなかったが、恥ずかしながらほろっとした」と普段は涙を見せない自分が泣くほど感動した映画だと強調した。
本シリーズでは、俳優が猿を演じるにあたりパフォーマンスキャプチャー撮影を用いているが、実は坂上は何十年も前にこの技術を使ったことがあるという。当時は映像がカクカクしており「まだ無理があるのかな」と内心思ったそうだが、現在の技術には驚いたという。さらに、猿役であれば英語が話せなくてもハリウッドで活躍できるとMCから背中を押されると、「呼ばれるのは光栄ですが話は来ないと思います」と謙遜しながらも「猿役に限ってなら出演します!」と意欲も見せていた。
また、覚せい剤取締法違反などの罪で起訴された人気歌手ASKA被告の復帰について話が及ぶと、「年下が生意気のことを言っているかもしれないが、僕らが言うべきではないし。擁護すべきではない」と明言していた。この日は、坂上の愛犬・パグゾウ君も登場。本作のメインビジュアルポスターと坂上&バグゾウ君のコラボ画像がお目見えすると、「親ばかとしては相当うれしい。今年一番うれしい」と大喜びした。
本作は、不朽の名作『猿の惑星』をベースに、人類が支配した地球の歴史が変わりゆく“起源”を映像化した『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。猿が人類へ反乱を起こしてから10年後、より勢力を拡大する猿たちと、わずかとなった人類が数年ぶりに遭遇し、一触即発の危機が勃発。共存か決戦か、重大な決断を迫られる彼らの姿を映し出す。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』は9月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開