レオナルド・ディカプリオ、国連の平和大使に任命
国連の潘基文事務総長は、気候変動に関する啓発活動を行う国連ピース・メッセンジャー(平和大使)に、俳優のレオナルド・ディカプリオを任命した。
国連ピース・メッセンジャーとは、芸術、文学、音楽、スポーツの分野から選ばれた著名人が、公の場で国際メディアや人道支援活動と関わることにより、国連の活動をアピールし、国連の理念や目標への理解を広めることを目的としている。1998年に設けられて以来、ジョージ・クルーニー、シャーリーズ・セロン、スティービー・ワンダーなど10人を超える著名人が協力している。
レオナルドは1998年より、動物・自然保護を掲げるレオナルド・ディカプリオ財団を立ち上げ、これまでに南極大陸の海洋環境保全や、野生のトラの保護などの活動を行ってきた。レオナルドは今回の任命に際し「国連ピース・メッセンジャーとして国際社会が直面している最も重要な課題に取り組み、事務総長のサポートができて光栄です」と喜びを表している。
潘事務総長は任命の理由について「ディカプリオ氏は環境保護運動において信頼できる発信者であり、そのメッセージを増幅できる多くのプラットフォームを保持しています」と説明している。レオナルドは9月23日に、ニューヨークの国連本部で開催される気候サミットでスピーチをする予定。(編集部・井本早紀)