セカオワ『海月姫』主題歌に新曲「マーメイドラプソディー」を書き下ろし!
人気バンドSEKAI NO OWARIの新曲「マーメイドラプソディー」が能年玲奈主演の映画『海月姫』の主題歌に決定したことが明らかになった。本楽曲は映画のために書き下ろされたもので、メンバーは原作を読んだり、撮影現場を見学したりと熱心に楽曲制作に取り組んだ。
今回のオファーは、バンドメンバーと一緒に生活しながら音楽活動をしているSEKAI NO OWARIの姿が、劇中に登場する男子禁制のアパートで生活するオタク女子たち“尼~ず”の姿に重なったことに由来するとのこと。Nakajinは撮影現場について「映画の雰囲気を掴むことができて良かったです。すごく良い世界観だなと思いました。セットに僕が中学生の頃に使っていたラジカセが置いてあってビックリしました」と見学時を振り返った。
作詞を担当したSaoriは「主題歌の話を聞いてうれしかったです」と率直な感想を述べると、「わたしたちはいつもメロディが先なのですが、Nakajinが詞先でやってみなと言ってくれて、すごく楽しかったです。(映画のヒロインたちの)閉じこもっているけど、一歩外に出てみようとしている感じをわたしも知っているぞと思って、自分とリンクする部分を人魚の話で書いてみようと思い、すぐにピンときて詞を書けました」と制作過程を語った。
楽曲を聞いた能年は「かわいらしい曲で、あえて人魚の曲になっているのが、海月姫のストーリーからまた別の物語を思わせるような気がします。アナザーストーリーが生まれそうですね」と本作にぴったりの主題歌であることを明かした。なお、本楽曲のリリースは現在のところ未定である。
本作は能年演じるクラゲオタクなヒロイン・月海が、男子禁制のアパート“天水館”に住む、「男を必要としない人生」を目指す筋金入りのオタク女子“尼~ず”たちとゆるい日常生活を送っていたところ、その日常が女装美男子(菅田将暉)と、その異母兄で童貞エリート(長谷川博己)の登場によって揺るがされていくさまを描いている。(編集部・吉田唯)
映画『海月姫』は12月27日より全国公開