ニコール・キッドマンは撮影準備中でも現場に居た！スターの知られざる一面

　25日、ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの半生を描いた映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のジャパンプレミアが都内で行われ、オリヴィエ・ダアン監督が製作秘話を語った。

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　本作はニコール・キッドマンを主演に、『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』などのダアン監督がメガホンを取った伝記ドラマ。人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となったグレースの、華やかなシンデレラストーリーの裏に隠された真実を描く。

　ダアン監督は、当初オーディションで主演女優を探すもなかなか巡り合えないときにニコールのマネージャーから連絡があったと振り返ると、「もともとニコールのファンでしたが、スカイプで2時間ほど話して彼女だと確信しました。今回は僕が女優を探したというよりはニコールが僕を探してくれたという感じです」とコメント。

　「非常に直感力のある女優さんで、毎日仕事をするのはとても心地よいものがありました」とニコールをたたえたダアン監督。「技術スタッフが準備しているときも現場に居て、彼女はスターではなくて一人の女優でした。もちろんプロモーションになるとスターの貫録が出るんですけどね」とニコールの知られざる一面を明かしていた。

　舞台あいさつの後半には、グレース風のロイヤルファッションに身を包んだ女優の中村玉緒が花束を持って登場。「いつも着物を着ているんですけど、歩けるかドキドキしていました」と照れ笑いを浮かべていた。（中村好伸）

映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は10月18日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国公開