タランティーノの新作西部劇、12月から撮影開始
脚本の流出問題で製作中止になるかと思われていた、クエンティン・タランティーノ監督の新作西部劇『ザ・ヘイトフル・エイト(原題) / The Hateful Eight』が、12月からアメリカ・コロラド州で撮影開始されることがわかった。地元紙The Denver Postが報じた。
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本作の舞台は、1870年代のアメリカ。猛吹雪に遭遇した2人の賞金稼ぎと1人の女性捕虜を描く西部劇になるとのこと。今年1月にタランティーノが執筆した脚本がウェブ上に流出し、一時は製作中止と伝えられていた本作。だが監督は、7月にアメリカのサンディエゴで開催されたコミコンで、やはり映画化すると発表していた。
コロラド州は本作の撮影を誘致するために、500万ドル(約5億円・1ドル100円計算)の奨励金をプロダクションに払うことを約束したそうだ。撮影場所の他の候補として挙がっていたユタ州やワイオミング州を抑え、見事話題作を引き寄せた。
キャストはまだ明かされていないが、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・マドセン、カート・ラッセル、アンバー・タンブリン、ブルース・ダーンなどが出演交渉に入っているとうわさされている。
『ザ・ヘイトフル・エイト(原題)』は、2015年秋に全米公開予定。(宮本裕人)