岡田准一「軍師官兵衛」クランクアップでもらい泣き!
V6の岡田准一が主演を務めるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が29日、NHK放送センターでクランクアップを迎えた。撮影終了後の現場で岡田は、松坂桃李や中谷美紀ら共演者の流す涙にもらい泣き。その後の取材会で「これだけ仲の良い現場を作れたのが、自分の誇りです」と万感の思いを語った。
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本作は、戦国乱世の終焉(しゅうえん)に突如現れた天才軍師・黒田官兵衛(岡田准一)の生涯を描いた、53作目の大河ドラマ。この日、官兵衛が、正室・光(中谷美紀)、黒田長政(松坂桃李)、母里太兵衛(速水もこみち)、栗山善助(濱田岳)、井上九郎右衛門(高橋一生)ら黒田家一同に見守られて最期を迎えるシーンをもって、全ての撮影が終了した。
昨年8月から、およそ13か月に及ぶ撮影を終えた岡田は、「本当に長い間、大河ドラマという日本中の方から応援していただけるドラマの主演をやらせていただき、いろいろなプレッシャーもあり、がんばらなきゃと臨んでまいりました」とあいさつ。続けて、「キャストとスタッフの方に本当に助けられて、乗り切ることができました。多分、大河史上一番の仲の良さだったんじゃないかというくらい、みんな仲良く1年間、楽しく現場を終えることができました」と振り返った。
クランクアップ後の現場ではスタッフ・キャストと喜びを分かち合い、速水、濱田、松坂、中谷と次々に涙を流してあいさつをする中、岡田ももらい泣き。「泣きじゃくりすぎて疲れていますけど」と語った岡田は、「長政(松坂)が、泣くことに対して『ちくしょー』と言っていたのが父としてうれしくて、もらい泣きしてしまいました。これだけ仲の良い現場を作れたのが自分の誇りです」と晴れやかな笑みで振り返った。
取材会ではさらに、くすだまを割ってクランクアップを祝ったほか、現場のスタッフらが寄せ書きをしたタペストリーが岡田にプレゼントされる一幕も。さらに、キャスト陣が岡田の頭や頬に熱烈なキスをしたり、スタッフが岡田を胴上げをしたりと、主役を全うした岡田をそれぞれの思いで祝福していた。(中村好伸)