ジェンソン・バトン、道端ジェシカとの絆強く…サポートに感謝
モデル・道端ジェシカの婚約者で「2014 F1日本グランプリ」のために来日中のイギリス人F1レーサー、ジェンソン・バトンが1日、マクラーレン東京で行われたエンジンオイル「モービル1」プレスイベントで、スキージャンプの葛西紀明選手、モデレーターを務めたフリーアナウンサーの内田恭子と共に、トークセッションを開催した。道端に関する質問では、「彼女のサポートは非常に大きな力」と語る場面も見られた。
厳しい勝負の世界でプレッシャーに打ち勝つ秘けつについて、「いい時も悪い時も助けてくれる家族や友人に囲まれていることがとても大切」と語ったバトン。世界的トップレーサーとして「勝ちたい気持ちよりも、勝たなければならない気持ちを常に強く感じています」と抱えているプレッシャーも明かし、「そうした気持ちを乗り越えていくためにも家族は大事です。チャンピオンシップを勝ち抜いて、世界を旅していろいろなものを見させてもらえるのも、家族があってこそだと思います」と家族の大切さを訴えた。
「フィアンセにレースでどういう姿を見せたいか」と問われると、「そこまで近い関係の人間になると、何かを見せたいという気持ちはありません。自然体でいいなと思っていますし、(相手も)自分の一部として、見てくれていると思います」と絆の強さを表した。「今年はプライベートでもレースの結果でも決して良い1年ではないですが、彼女のサポートはわたしにとって非常に大きな力です」と感謝を述べていた。
一方の葛西選手は「今年は調子も良く、オリンピック前には主将という大役も命じられ、国民の期待を背負っての個人ジャンプと団体戦だったのですが、口から心臓が出そうになるくらい緊張しました」と2月に行われたソチオリンピックを振り返りながら、「こういうチャンスは二度とないと言い聞かせて、ものにしなければならないと思って集中力を増して、プレッシャーに打ち勝ったのではないかと思います」と見事メダルを手にした秘けつを語っていた。(中村好伸)