『グリーン・デスティニー』の続編がIMAXシアターとネット配信の同時公開が決定!
2000年に製作されアカデミー賞外国語映画賞などを受賞した映画『グリーン・デスティニー』の続編『クラウチング・タイガー・ヒドゥン・ドラゴン:ザ・グリーン・レジェンド(原題) / Crouching Tiger, Hidden Dragon: The Green Legend』について、IMAXシアターでの劇場公開とオンライン配信を同時に行うことをネットフリックスが発表した。Varietyほか複数メディアが報じている。
本作は、オンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング配信事業会社のネットフリックスが、ワインスタイン・カンパニーと共に発案した企画。近年、テレビシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で製作事業に乗り出し、成功を収めてきたネットフリックスは、今度は知名度のある映画『グリーン・デスティニー』の続編を2015年8月28日にオンライン配信し、同時に、製作会社ワインスタイン・カンパニーが同作を各国のIMAXシアターで劇場公開を行うこと決定した。そのため、観客は話題作を公開と同時に二つの手段で鑑賞する選択ができることになったようだ。だが、この発表の後、アメリカを代表する2大映画館チェーン、Regal CinemasとCinemarkのスポークスマンは、このアイデアに対して、自社の映画館では今作を上映しないという反対のコメントを残しており、早くも難しい状況に追い込まれているようだ。
同作は、オリジナル作品でメガホンを取ったアン・リー監督は降板し、映画『マトリックス』シリーズなどでカンフー指導を務めたユエン・ウーピンがメガホンを取り、脚本は『ヤングガン』『ドラゴン・キングダム』のジョン・フスコが執筆する。
キャストには、ミシェル・ヨーがユー・シューリン役で前作から続投するほか、ドニー・イェンがサイレント・ウルフ役を演じることが決定している。そのストーリーは、中国の作家ワン・ドウルーが手掛けた全5巻からなる武侠小説の最終巻「鐵騎銀瓶」を基に映画化するようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)