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英国レインダンス映画祭開幕!『そこのみにて光輝く』『福福荘の福ちゃん』など邦画も多数!

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『そこのみにて光輝く』や『福福荘の福ちゃん』も上映!
『そこのみにて光輝く』や『福福荘の福ちゃん』も上映! - (C) 2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会 (C) 2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会

 現地時間24日、ロンドンで第22回レインダンス映画祭が開幕した。オープニング作品は、マイク・ケイヒル監督の『アイ・オリジンズ(原題) / I Origins』。ケイヒル監督は、2011年にも『アナザー プラネット』で同映画祭のオープニングを飾った期待の監督だ。

森三中・大島がおっさん役!映画『福福荘の福ちゃん』場面写真

 ケイヒル監督はドキュメンタリー映画でデビューし、『アナザー プラネット』が2作目、『アイ・オリジンズ(原題)』が3作目となる。ヨーロッパ最大級のインディペンデント映画祭である同映画祭で、2作品続けて開幕を飾ったケイヒル監督について、映画祭ディレクターのエリオット・グルーヴは「個人的なことを言わせてもらえば、『アナザー プラネット』にはぶっ飛んだ。長年、たくさんの監督を見てきたけれど、あなたは今、世界で最も興味深い監督の1人です」と賛辞を惜しまなかった。

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 その2作についてケイヒル監督は「『アナザー プラネット』が空間に隔てられた人の話なら、『アイ・オリジンズ(原題)』は時間に隔てられた人の話となる」と解説。SFの枠組みで、男女の愛を見せつつ、哲学的、宗教的な深みを感じさせる両作だ。

 今年のレインダンス映画祭では邦画も多数上映される。長編では、森三中大島美幸がおっさん役に挑戦した初主演映画『福福荘の福ちゃん』(藤田容介監督)、『つぐない 新宿ゴールデン街の女』(いまおかしんじ監督)、『そして泥船はゆく』(渡辺紘文監督)、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(松居大悟監督)、『A2-B-C』のイアン・トーマス・アッシュ監督が日本で撮ったドキュメンタリー『-1287』、そしてドキュメンタリー賞ノミネートの『祭の馬』(松林要樹監督)、ベスト・インターナショナル賞ノミネートの『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)。

 中編の『天使の欲望』(磯谷渚監督)は、『不気味なものの肌に触れる』(濱口竜介監督)と2本立てで上映予定。「New Voices in Japanese Cinema」としてまとめて上映される短編は、『オシャレ番外地』(高谷昂佑監督)、『んで、全部、海さ流した。』(庄司輝秋監督)、『カオリと機械油』(北川帯寛監督)だ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第22回レインダンス映画祭は現地時間10月5日まで開催

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