聞いてないよ!テレビドラマ化!『セイ・エニシング』キャメロン・クロウ監督の猛抗議で中止
ジョン・キューザック主演の青春映画『セイ・エニシング』がテレビドラマ化されると報じられたが、キャメロン・クロウ監督の猛抗議で中止になったとDeadlineなどが伝えた。
同映画は、ロマンチックな映画として有名で、Entertainment Weekly誌が発表した高校生映画ベスト50でも11位にランキングされている作品。映画では、キックボクシングに夢中なロイド・ドブラー(ジョン・キューザック)が美人で優等生のダイアン(アイオン・スカイ)にアタックし、意外にも交際に発展するストーリー。さまざまなトラブルを乗り越え、ダイアンの心の支えとなるロイドの行動は今でも語り継がれている。
テレビドラマ版では、一度別れた二人のその後が描かれる予定になっていたが、映画を監督したクロウ監督はテレビシリーズ化を知らされていなかったとのこと。「『セイ・エニシング』のテレビ番組について。ジョン・キューザック、アイオン・スカイと僕は、阻止しようとしている以外にまったく関わっていない」とツイートし、反対していることを明らかにした。
テレビ版のプロデューサーだったアーロン・カプランはこれを知り、プロデューサーを降板。テレビシリーズ化は中止になったという。製作を発表していた20世紀FOX TVはクロウ監督に連絡を取ろうとしたと主張しているが、監督側は発表されるまでテレビシリーズ化は耳にもしていなかったと情報筋は言っている。クロウ監督の許可なしに続行することはできるものの、伝説的な作品だけに、監督のお墨付きが欲しかったのだろう。
ジョンも、「新しいアイデアを考える創造力がないのか」「人が一生懸命作ったものを利用してばかり」「金もうけしか考えていない」とテレビシリーズ化について怒りのツイートをしている。(澤田理沙)