ビートたけし「コマネチ7時間」の等身大フィギュア
15日にタレント・ビートたけしの等身大フィギュアが、お台場で世界中のセレブリティーのフィギュアを展示しているアトラクション施設マダム・タッソー東京に設置され、そのお披露目式にたけし本人が出席した。等身大フィギュアはおなじみのコマネチをしたもので、たけしは「(コマネチを)7時間くらいやっていました」とくたくたになった制作過程を語った。
同館にはほかにもレオナルド・ディカプリオやブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻ら映画スターのほか、レディー・ガガやマドンナとったアーティスト、さらにマツコ・デラックスや前田敦子など本人公認の60体以上の等身大フィギュアが展示されている。たけしも「国民的コメディアンであり、映画監督としても世界的に高い評価を得ている」ことから仲間入りした。
等身大フィギュア1体の制作費はおよそ2,000万円で、本物そっくりに仕上げるために頭と顔だけで150か所以上も計測し、完成までの期間は約6か月。等身大フィギュアが着用している衣装と靴はたけし本人が提供したものだ。
制作の様子についてたけしは「(オファーを受けたときに)ただ立つ格好じゃなくて、コマネチしているんだろうと思ったらその通りで、その格好で7時間くらいやってましたよ」と述懐。MCから「今までそんなに長くコマネチのポーズをされたことは?」と聞かれると、「ほとんどないですね」と笑いながら振り返った。
フィギュアがコマネチなだけにたけしは「俺が死んでもずっとコマネチの格好した俺がいるっていうのは、孫の代にまで『こいつは昔こんなことやって笑いをとってたやつだ』って恥ずかしい歴史を残す可能性もありますけど、いいやって」とオファーを受けた心境をコメント。その後、自身のフィギュアがお披露目されると開口一番「嫌な野郎だ」と冗談を飛ばし、「こりゃ道で会ったら嫌だろうなー」とじっくりと見ながら対面した感想を語った。(中村好伸)