京本政樹「必殺仕事人」パクられた?デンゼル・ワシントンの仕事人ぶりに感銘
デンゼル・ワシントン主演のハードボイルドアクション『イコライザー』の試写会が16日、都内で行われ、ドラマ「必殺仕事人」シリーズの組紐屋の竜役で知られる京本政樹が出席した。イベント中、デンゼルの仕事人ぶりについて採点した京本は、「正直素晴らしい。満点をあげたい気持ちになった」と笑顔を見せた。
ホームセンターで働く元CIA工作員が、10代の娼婦(しょうふ)(クロエ・グレース・モレッツ)と出会ったことをきっかけに、警察が関われない不正を始末する仕事請負人となる姿を追う本作。デンゼルはどんな裏仕事も19秒で完遂する主人公を演じている。
劇中のデンゼルの仕事ぶりについて京本は、「正直素晴らしい」と大絶賛。さらに、デンゼルが還暦目前であることに触れ、「僕も還暦に近いけど、いろんな武器を使って、ぱぱぱっと(手際よく)やってしまうところとか、すごい動きをしている」と感心した。
そして本作のポスターを眺めながら、「なんだか(『必殺仕事人』の主人公)中村主水を彷彿(ほうふつ)させますよね。色づかいも」とつぶやいた京本。デンゼルが敵を倒す場面についても「僕に似た仕留め方が出てくる。僕とか中条きよし(=三味線屋の勇次)さんを見てやったんですかね。監督さんとかプロデューサーさんは(ドラマを)ご覧になったのかも。じゃないとこういうシーンは生まれない」と首を傾げてみせる一幕も。
しかし、それは京本流のほめ言葉だったようで、最後には「パクったというよりは、現代においてすごく良い形でハリウッドに継いでもらったという感じがした。うれしい」と笑みを浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『イコライザー』は10月25日より新宿ピカデリーほかにて公開