壇蜜、金持ちは結婚対象にならず
グラビアタレントの壇蜜が15日、著書「壇蜜日記」の刊行を記念した「サイン本お渡し会&握手会」を紀伊國屋書店新宿本店で行った。理想の結婚相手について、「追いつけ追い越せが一番理想で、それでも怒らない人がいいな」と互いに切磋琢磨(せっさたくま)して成長できる相手がいいと明かした。
同書は壇蜜が、雑誌「文藝春秋」の2013年8月号に掲載された「この人の月間日記」コーナーに登場したことをきっかけに、およそ1年間33歳女子としての日常や意見をつづった日記をまとめた作品。
日記というスタイルについて壇蜜は「小学校とか中学校のころに、学校で書いて提出することが多かったので、なれている書き方ではありました。毎日書き続けることができた自分の性格には感謝しています」とコメント。
一方、物書きへの転身については「無理です。タレントですから難しいですよ、そこは」と冷静に分析。「まずは800文字を毎週夕刊フジで書いたり、草の根運動で一歩一歩やって、活字の世界の中に行けたらいいなと思いますね」と謙虚に語りつつ、「日記が限界。日々あったことをつづるしか今はテクニックがないので、それをトレーニングに、みんなが読んで面白いと思えるものにするのが精いっぱいでしょうね」と話した。
続巻の予定については「このご時世、5年後10年後に2冊目が出せるかわからないので考えにくいけど、もしそうなったらまた同じようなことを書いているんじゃないのかな」と思案し、「もしかしたら、変わらないことも自分の仕事の一環なのかもしれない。だって10年後、キラキラハッピーだったらみんながっかりしないですか? IT社長とかと結婚して。お金持ちはちょっときついですね」と苦笑いしていた。(中村好伸)
書籍「壇蜜日記」(文春文庫)は発売中 価格:570円+税