寺島進が最新主演作で流しのギター弾きに!初めての歌にも挑戦!
俳優の寺島進が、流しのギター弾きを主人公にした最新作『流し屋 鉄平』の主演を務めることがわかった。本作は昨年の『捨てがたき人々』で東京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされ、最新作『木屋町 DARUMA』も待機中の榊英雄監督がメガホンを取る、男気あふれる東映Vシネマ12年ぶりの最新作だ。
寺島が演じるのは、ギター1本で日本全国を渡り歩く流しのギタリスト・御法川鉄平。洋楽も最近の曲も弾けない鉄平は、どんな飲み屋に行っても浮かばれない日々が続いていたが、ある日、美しい女性・朱美と出会う。彼女はかつて歌手を目指しながらも、今では夢を諦めていた。そんな朱美に一目ぼれした鉄平の恋の行方は? 朱美の夢はかなうのか? と早くも結末が気になるストーリーとなっている。
流しのギター弾きといえば小林旭の『ギターを持った渡り鳥』が思い出されるが、寺島もまた「『渡り鳥』シリーズもそうだし、古き良き時代の『男はつらいよ』シリーズや『トラック野郎』シリーズを、あえて意識して演じた部分はあります。東映Vシネマって聞くとドンパチ物だったり、極道物だったりを想像するかもしれないけれど、今回は観客をニコニコさせる作品にしたいという思いがあったから……」と作品への思いを明かした。
この役柄のために、ギターを30年ぶりに弾いたという寺島は、撮影の合間もひたすらギターの練習をしていたそうで「ギターを覚えるのに必死過ぎて、セリフが二の次になっちゃっていたよ」と苦笑い。なんと作中では歌も披露しているそうだが、歌への自信のほどを聞くと「そんなもんあるわけねえだろ!」と一言。寺島にとっては初披露となる歌声にも期待したい。
寺島は「アクションあり、コメディーあり、ロマンスありの明るくて楽しい作品」と笑顔を浮かべ、「Vシネではあるけれど、一本の映画として作品作りができたと思っています」と自信をのぞかせた。(編集部・森田真帆)
東映Vシネマ『流し屋 鉄平』は2015年3月13日にリリース予定