キアヌ「オファーあまりない」 大手スタジオの仕事減を認める
俳優のキアヌ・リーヴスが、大手スタジオからの仕事のオファーが減ってしまったとIndiewireのインタビューで認めた。
『スピード』や『マトリックス』シリーズなど大作で名をはせたキアヌだが、10月24日全米公開の新作アクション『ジョン・ウィック(原題) / John Wick』をはじめ、近年は大手スタジオの作品ではなくインディペンデント系への出演が目立つ。インディー映画に重きを置いているのかと聞かれたキアヌは「そういうわけじゃない」と切り出すと、「最後のスタジオ映画は『47RONIN』(2013)だけど、その前はかなりさかのぼらなくちゃならない。たぶん『地球が静止する日』(2008)だろう。つまりスタジオからのオファーがあまりないんだよ」と赤裸々に現状を明かした。
「それでいいのか?」と問われ、「よくない。最悪だよ。でもそうなってしまったんだ」と応じたキアヌは、「いい経験も嫌な経験もしたけど、スタジオは資源が豊富で、好きなように世界を作ることができるところがいい。明らかに、多くの素晴らしいフィルムメーカーはスタジオの映画に参加しているし」と大手スタジオで映画を作ることの利点に言及。かつてスタジオの映画にたくさん出演していたころからインディペンデント映画に出演してきたといい、「僕の望みはスタジオ映画とインディペンデント映画、そのどちらもやることだよ」と語っている。(編集部・市川遥)