「地獄先生ぬ~べ~」漫画家、ドラマ版への批判に大目に見てとお願い
週刊少年ジャンプで連載された人気漫画を、丸山隆平(関ジャニ∞)主演で実写化したドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ系列)について、原作漫画で作画を担当している岡野剛が、自身のツイッターで「どうか大目に見ていただけないでしょうか」とドラマ版の設定変更に対して批判する原作ファンに理解を求めた。
霊能力教師・ぬ~べ~こと鵺野鳴介(ぬえのめいすけ)が、鬼の魔力が宿る「鬼の手」を駆使しながら、悪霊から生徒たちを守る姿を描いた本作。原作漫画(原作:真倉翔 作画:岡野剛)では小学校を舞台としていたが、ドラマ版では舞台を高校に移し、それに伴いぬ~べ~は小学校の先生から高校の国語科教師に変更されるなど、ドラマ版オリジナルの設定が多々見られ、原作ファンからは異議を唱える声も上がっていた。
この件について岡野は、「設定変更に対して原作のファンが憤りを感じられる気持ちは分かります。申し訳ないとも思います」と批判する原作ファンの気持ちをくみ取りつつも、「でもそれは、20年も前の作品を現代に甦らせるために必要な『翻訳』なんだと考えて、どうか大目に見ていただけないでしょうか」とお願い。
また「原作もアニメも見た事の無い子供たちが『ぬ~べ~、ぬ~べ~』って言っているんですよ。この今の状況を、私も真倉先生も喜んでいるのです。原作ファンの皆さんにも、この喜びを共有してもらえたら…というのが、私たち2人の希望なんです」と明かしている。続けて、「原作とアニメと、それからドラマ。みんなちがって みんないい。そんなふうに思ってもらえたら最高に幸せです」とツイートした。
ドラマ側も公式ツイッターで、この件についてコメント。「『地獄先生ぬ~べ~』巷では、原作との相違が話題となっておりますが、スタッフ一同、原作をリスペクトした上で、実写ならではのアレンジを施しています。その辺りを面白がるなり、突っこむなり色々な楽しみ方があると思います」と呼び掛けている。(濱島裕)
ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」は毎週土曜よる9時より日本テレビ系列で放送中