声優・緒方恵美、楽曲の違法アップロードに困惑「本当に困る」
「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優・歌手の緒方恵美が、映像投稿サイトなどに無断で動画や音楽を投稿する違法アップロードについて、自身のツイッターで「当たり前だけど、著作権侵害で、『本当に』困るんですけれども」と苦言を呈した。
さらにその動画に広告などが付いている現状にも触れた緒方は、「…もはやなんなんだかわからない。。(- -;」と困惑気味。また「『消されてしまったからまた上げた』と平気で言われ…どうしていいのかわからない。一緒に創ってくれた仲間、採用して下さった方々、作品。みんなの『血』が注がれている。みんなに本当に申し訳ない」と嘆き、「私達の作品を愛してくれるなら、無料を拡げず次の作品を創らせて下さい。お願いします」と呼び掛けた。
このツイート後、緒方のツイッターアカウントには、違法動画の削除や違法アップロード者への取り締まりへの意見も寄せられている。その中には、度重なる違法アップロード者には警察が対応する場合があるというアドバイスも送られていたが、緒方は「警察沙汰になんて本当は誰も望んでない。その前に気付いてやめてくれたらと願います」と切実な思いを明かしていた。
著作権者などに無断で音楽や映像を複製または配信する海賊行為は、著作権法違反とみなされ刑罰(10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方)の対象となる。また正規に販売・有料配信されている映像・音楽と知りながら、違法配信のものを自分のパソコンなどにダウンロードした場合も、刑罰(2年以下の懲役または200万円以下の罰金、もしくはその両方)の対象になる。(濱島裕)