アンジェリーナ・ジョリー監督作の主演男優が、テリー・ギリアム監督の新作に出演か?
今年のクリスマスシーズンに公開予定のアンジェリーナ・ジョリーが監督を務める映画『アンブロークン(原題) / Unbroken』に主演する注目の若手俳優ジャック・オコンネルが、テリー・ギリアム監督の新作『ザ・マン・フー・キルド・ドン・キホーテ(原題) / The Man Who Killed Don Quixote』への出演交渉に入ったことがDailymailによって明らかになった。
ジャック・オコンネル出演映画『ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇-』場面写真
これは、同作で主演を務める予定のジョン・ハートが、ロンドン映画祭の授賞式に参加していた際に、同サイトに答えたもので「ジャック(・オコンネル)は、英国のダービーシャーで生まれ育った(ジョン・ハートも出身が同じ)。彼と(テリー・ギリアム監督作で)共演するのは楽しみだ」と明かしており、現在ジャックは出演交渉中であることも語っている。
同作は、2000年に一度は撮影を開始したが、ドン・キホーテを演じていたフランス人俳優ジャン・ロシュフォールが病気で降板し、その後の大雨でセットが被害を受けて製作を中止した。昨年9月には、撮影がカナダで行われることになったとの情報が流れたが、シネマトゥデイがギリアム監督の新作『ザ・ゼロ・セオレム(原題) / The Zero Theorem』の取材を行った際に、『ザ・マン・フー・キルド・ドン・キホーテ(原題)』の製作開始直前に予算の出資者が降板したことを、ギリアム監督は明かしていた。
同作は、来年の秋頃の撮影を予定しているが、おそらく今年のクリスマスで一躍スターダムにのし上がりそうなジャック・オコンネルの知名度を考えれば、今度こそ撮影が可能かもしれない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)