メル・ギブソン、自ら『エクスペンダブルズ』悪役に立候補!大物スター相手に大暴れ!
シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーなど、往年の大スターたちが勢ぞろいした話題のアクション大作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』。今回は、おなじみのメンバーに加え、ハリソン・フォードやアントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスと共に、名優メル・ギブソンが参戦。私生活のトラブルもあってか、近年あまり公の場に姿を見せていなかったメルが、本作について語った。
映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』フォトギャラリー
映画『ブレイブハート』でアカデミー賞監督賞を受賞するなど、名監督としても知られるメル。シリーズの生みの親であるスタローンは当初、そんな彼に『エクスペンダブルズ3』のメガホンを取ることを依頼。しかし、メルは監督には興味を示さず、自ら悪役を務めることを提案したという。
そのメルによる素晴らしい悪役ぶりが、シリーズ最高の出来ともいわれる本作の成功に一役買っているのは明らか。彼が演じるストーンバンクスは、傭兵(ようへい)軍団「エクスペンダブルズ」をバーニー(スタローン)と一緒に立ち上げながら冷酷な武器商人に転じた人物で、その人物背景にも、メル自身のアイデアが反映された。「脚本を読んでいたらいろいろアイデアが湧いてきてね。彼は政府との契約で仕事をしたのにもかかわらず放り出された。そこを伝えたいと思ったんだよ。自分で書き直したページをスライ(スタローンの愛称)と監督のパトリック・ヒューズに見てもらったら、二人も『これはいいね』と言ってくれた」。
『ブレイブハート』だけでなく、『パッション』や『アポカリプト』といった話題作を手掛けてきたメル。新たな監督作についても「僕が最も喜びを感じるのは監督業なんだ。自分でも、(役者より)監督としての才能を持っていると感じている。だから、追求し続けるよ」とコメント。「温めているアイデアもあるしね。それと、テレビシリーズの監督をするのも悪くないと思っているんだ。テレビはどんどん良くなってきているからね」。
俳優出身とは思えない、映画的表現に富んだ演出で非凡な才能を発揮するメル。アクションシーンの演出もピカイチなだけに、彼がメガホンを取った『エクスペンダブルズ』シリーズを、いつか観てみたいと思わずにはいられない。(細谷佳史)
映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』は11月1日より全国公開