血だらけで椅子を蹴っ飛ばす!温水洋一も震えた、哀川翔の激怒ドッキリ!
東映Vシネマ誕生25周年記念作品『25 NIJYU-GO』に主演した「Vシネマの帝王」こと哀川翔が、8月に行われた本作の撮影を振り返った。
東映Vシネマ誕生25周年記念作品『25 NIJYU-GO』場面写真
哀川が悪徳刑事を演じる本作は、寺島進が哀川の相棒にふんするほか、小沢仁志、小沢和義、本宮泰風、大杉漣らVシネマから輩出されたコワモテ俳優たちが大集結! だが「25人全員極悪」のキャッチフレーズの中で、一人だけ極悪感が全く出ていないのが温水洋一だ。小沢兄弟演じるヤクザ、竹中演じるチャイニーズマフィア、そして“半グレ軍団”から狙われることになる、25億円を着服したキーマンを演じている温水だが、哀川いわく、そんな彼が震えた瞬間があったという。
それは哀川と小沢(仁志)によるラストの対決シーン。撮影後、「服が血のりだらけになっちゃって、なんか面白いことできないかなって思っていた」という哀川はドッキリを仕掛けることを思い付いたそう。「キャストやスタッフの休憩所に血のりのまま戻ってさ、椅子をガーンって蹴っ飛ばして『ざけんじゃねーよ!』って怒鳴ったの」。そのまま哀川は瞬時に目をそらした温水の隣に着席し「ずっと『ったく、何なんだよ!』とか独り言をブツブツ言っていたんだけど、温水さんが全く目を合わせなくて(笑)」と話した哀川は、思わず吹き出しそうになって、すぐに「冗談だよ」とネタばらしをしたという。
「ネタばらしした瞬間、温水さんに『もうびっくりした~! 絶対ヤバいと思って、そっちを見ないようにしていたのに隣に座るから本当怖かったよ~』って言われた! もう毎日、バカなことばっかりしてさ。すげー楽しかったね」と少年のように笑う哀川の様子からは、20年来の仲間たちと心置きなく撮影を楽しんだことが伝わってきた。「これからは暴れる覚悟がある若手に育ってもらいたい」と話した哀川だが、昔と変わらない明るさと悪ガキっぽさ、そしてタフさは健在。今後もあと25年は、Vシネマの世界を引っ張ってくれるはずだ。(編集部・森田真帆)
映画『25 NIJYU-GO』は11月1日より全国公開