須賀健太、毛の悩みを告白
思春期に誰もが直面する「毛」の悩みを題材にした青春映画『スイートプールサイド』のDVD発売記念トークイベントが4日、都内で行われ、主演の須賀健太、松居大悟監督、原作者の押見修造が出席した。須賀は「僕もマネージャーから『おまえはハゲてるんだから大事にしろ。髪を染めるなよ』って、よく言われるんです」と、本作で演じた水泳部員・太田と同様、毛の悩みを抱えていることを打ち明けて、会場の女子たちの悲鳴を浴びていた。
続けて、須賀は「1年くらい前に昼ドラ(『明日の光をつかめ -2013 夏-』フジテレビ系)で金髪にしたとき、『大丈夫か?』って(マネージャーに)すごく心配されまして。実際におでこがちょっと広いんです」と告白。これを聞いた松居監督も、毛には複雑な思いがあるようで「この天然パーマに、僕もずっと悩まされ続けてきて、中学では『もじゃもじゃ』というあだ名にされ、ストレートパーマやいろんな薬を試し、やっと矯正でストレートになったら、『何でもないやつ』と言われ、いまは『もういいや』って受け入れました」と長年のコンプレックスを吐露していた。
本作は、「惡の華」などの人気漫画家・押見修造の初期作を実写化した青春ストーリーで、毛が生えてないことに悩む水泳部男子部員・太田年彦(須賀)と、逆に毛深いことに悩む水泳部女子部員・後藤綾子(刈谷友衣子)の奇妙な関係をユーモラスに描いている。
「もし太田と同じ立場になったらどう?」という質問に、須賀は「やっぱり、好きになっちゃいますね。女の子に毛を剃ってなんて言われたら、男だったらみんな相手の女の子のことが好きになっちゃうでしょ?」と答え、会場も納得といった感じ。さらに「自分の芝居のうち、客観的に観られない作品ナンバー1です。でも、今の自分にしか出せないものを出せた、自分でもよくやったなと思う。すごい作品にめぐりあいました」と自身の演技を振り返っていた。(取材/岸田智)
映画『スイートプールサイド』DVDは11月5日(水)レンタル同時発売 価格:3,800円(税抜き)