渡部篤郎主演で江戸川乱歩賞受賞作を連ドラ化!
俳優の渡部篤郎が来年1月18日放送開始のWOWOW日曜オリジナルドラマ「翳りゆく夏」(全5話)で主演を務めることがわかった。映画版とドラマ版双方の「外事警察」はもちろん、他作品でも刑事役を数多くこなす渡部が、閑職に追いやられた新聞記者役で事件の真相に迫る。放送に向けて渡部は、「サスペンスの要素がたくさんある作品ですが、人間の心のひだや哀しみ、欲望などが随所に描かれています。重厚な作品をお見せ出来ればと思っています」と意気込みを見せている。
ドラマの原作は、赤井三尋の江戸川乱歩賞受賞の同名小説。映像化に際し赤井は、小説と映像化作品は別の作品になることが多いようだと前置きしつつも、今作については忠実に再現されているとした上で「ひそかな喜びを感じました」とのコメントを寄せている。
今回渡部が演じるのは、かつて敏腕記者として活躍するも、現在は資料室での業務をあてがわれている窓際社員・梶秀和。そんな梶はある日、社長から20年前に発生した未解決の新生児誘拐事件についての再調査を命じられる。真相を突き止めるべく梶が事件の関係者を訪ねるうちに衝撃的な事実が明らかになっていく。
また、映像化は映画・ドラマ「SP」シリーズを手掛けた波多野貴文監督が担当。16年前の助監督時代に渡部と仕事をした経験があるという波多野監督は、「渡部さんの持つ大人の深みや哀愁は必ず主人公の梶というキャラクターを魅力的にしてくれると確信しています」とコメントしている。
共演者は、梶を支える役目を担う新聞社の人事部長・武藤役に時任三郎。そのほかには菅田将暉、岩松了、滝藤賢一、佐藤B作らが名を連ねている。(編集部・坂下朋永)
ドラマ「翳りゆく夏」は2015年1月18日よりWOWOWにて放送開始(毎週日曜夜10時、第1話無料放送)