スコセッシ監督、遠藤周作の「沈黙」の音楽担当は3度オスカー受賞のハワード・ショア!
マーティン・スコセッシ監督が製作する、故遠藤周作さんの小説「沈黙」の映画化作品の音楽を、3度のオスカー受賞者ハワード・ショアが手掛けることがIndiewireによって明らかになった。
ハワード・ショアは、映画『スキャナーズ』『ザ・フライ』などのデヴィッド・クローネンバーグ作品で名をはせ、その後映画『羊たちの沈黙』、『フィラデルフィア』、『セブン』などの秀作から、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズなどの大作まで手掛けるハリウッドを代表する作曲家だ。
「沈黙」は、江戸時代初期のキリシタン弾圧を題材にした遠藤さんの代表作。もともと本作は、スコセッシ監督が1990年代から企画していた意欲作で、師の行方を探すイエスズ会の司祭ロドリゴ役を映画『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドが演じ、その師にリーアム・ニーソンが挑戦する。さらに日本からは、渡辺謙やイッセー尾形が参加している。撮影は台湾で行われる。脚本は、映画『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』でスコセッシ監督とタッグを組んだジェイ・コックスが担当し、このたび、映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』』『アビエイター』で同じくスコセッシ監督とコラボしたハワード・ショアが音楽を担当することになった。
スコセッシ監督の常連がスタッフに関わり、日本人俳優も出演する本作、期待できる作品になりそうだ。公開は2015年の11月を予定している。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)