『神さまの言うとおり』の若手イケメン俳優・入江甚儀、貪欲な演技に三池監督も脱帽!?
三池崇史監督の最新作『神さまの言うとおり』で、恐怖のデスゲームに強制参加させられる高校生を演じた若手俳優・入江甚儀が、撮影秘話や役者という仕事に対する欲について語った。
「週刊少年マガジン」で連載中の人気コミックを福士蒼汰主演で映画化した本作は、高校生たちが命懸けのゲームに巻き込まれていく様子をスリリングに描くサバイバルサスペンス。三池作品に初参加した入江は、「撮影前に絵コンテがキッチリできていて、カット割りが決まっていたんです。でも、僕は死に直面した生々しい人間でいたいと思い、現場で自由に動いてアドリブも入れさせてもらいました」と打ち明ける。その結果、三池監督からセリフや動きを増やしてもらえたそうで、「『当たって砕けろ!』でやってみて良かったです」と満足げな表情を浮かべた。
さらに、「いつ殺されるかわからない状況に追い込まれる役なので、撮影中はずっと異常な精神状態でいるように努力しました。自分の出演がないシーンでも、その場を離れたら気持ちが戻ってしまうような気がして、ずっとセット内にいるようにしていました」と熱く語る彼は、並々ならぬ向上心の持ち主のようだ。
「欲が強いんです。食欲とかも含め、常に飢えています(笑)。向上心からの飢えですね。自分がスクリーンに映って、作品の中に存在するシーンを少しでも長く観ていたいんです」と率直な気持ちを明かす入江。今年5月公開の映画『キカイダー REBOOT』で初主演を務め、2nd写真集「0 -ZERO-」で鍛え上げた肉体美を披露するなど、注目度が高まっている今だからこそ、貪欲な姿勢を保ち続けているのかもしれない。
その一方で、「自分自身が映画のゲームに参加したら、死に物狂いで戦って頑張ると思うんだけど……運も関係するし、なんか死んじゃいそう(笑)。いいところまでは行きそうなんですけどねえ」と無邪気な笑顔をのぞかせる。役者としてのストイックさと少年のようなピュアな一面を兼ね備えた、将来が楽しみな個性派イケメンだ。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『神さまの言うとおり』は11月15日より全国公開