堺雅人、撃沈…剛力彩芽直伝の“ラケットダンス”踊るも観客に伝わらず
俳優の堺雅人が13日、都内で行われたドラマ「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会に、新垣結衣、大森南朋、吉瀬美智子、剛力彩芽と共に登壇した。劇中、剛力直伝のダンスを披露しているという堺は、舞台上でもラケットダンスやプロペラダンスを披露してみせ、会場を沸かせた。
本作は、偏屈で毒舌なうえに気分屋で超わがままな古美門研介(堺)と、社会正義の使命に燃える頑固な黛真知子(新垣)の凸凹弁護士コンビが活躍するコメディードラマ。第1弾となる2012年4月期の連続ドラマが好評を博すると、その後はスペシャルドラマ、連ドラ第2弾が放送され、この度、およそ1年ぶりに一夜限りの復活を果たすこととなった。
そんなファン待望の新作について堺は「マンネリ気味で、現場にあまり良い空気が流れてなかった」と告白。「前回までは、ファーストカットのときに拍手で迎えてくれて、あぁやっと始まったねっていう新鮮な空気が流れていたんですが、今回はなんかダラダラダラダラ……。いつものアレね、みたいな。よく言えば信頼感。悪く言えばマンネリ」と意外なエピソードを語って笑いを誘った。
しかし、そんな現場のぬるい空気も豪華ゲストの参加で一新。「いつもはゲストをお招きするという感覚だったんですが、今回はゲストの皆さんのお芝居にお邪魔する感じでした」と述懐し、「南朋さんはずっとご一緒したかった先輩ですし、吉瀬さんはため息が出るような色っぽさですし、剛力さんもハツラツとしたお芝居をする」と絶賛した。
一方の剛力も、そんな堺と新垣の優しさのおかげで、すぐに現場になじめたと感謝。だがその優しさには裏があったようで、堺は「僕は剛力さんにダンスを教えてもらおうという下心があったので意図的に優しくしました」とぶっちゃけトーク。劇中では、剛力直伝のラケットダンスやプロペラダンスを披露しているといい、試写後の観客に「これ、わかりました?」と自ら踊ってリサーチをするも、首をかしげる姿がチラホラ。わかりにくい場面だったようで、堺は「もうちょっと考えればよかったな……見直しだな」と頭をかいていた。(取材・文:鶴見菜美子)
土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」はフジテレビ系にて11月22日放送(21時~23時10分)