テリー伊藤、高倉健さんが映画を離れていた時期に手紙をもらっていた
演出家でタレントのテリー伊藤が19日、「JU あのひと of the Year 2014」に選出され、都内で行われた授賞式にゲストで元モーニング娘。の保田圭と出席。10日に亡くなった俳優の高倉健さんが、一時映画を離れテレビCMのみに出演していたころに、高倉さんから手紙をもらっていたことを明かした。
テリーは、当時について「面識はなかったけど新聞のコラムで『CMもいいんですけど、映画に出ていただけませんか？』って書いたら、健さんから『記事読みました。ありがとう。映画出るよう頑張ります』って手紙が来ましてびっくりして」と告白。また「目標にしたい本当に大好きな（人）」と話し、「あの時代の日本の環境と今の日本の環境は違い過ぎるけど、二度とああいうスターは現れないと思います」としのんでいた。
さらに「僕らの青春ですから。『昭和残侠伝』とかを観て奮い立って、学生時代にみんなと『高倉健って何であんなにかっこいいんだろう？』って朝まで話し合った思い出もあるし」と述懐し、プライベートでも4回ほど偶然にも遭遇したエピソードを披露。洋服屋で会った際には「立とうとした瞬間に向こうからあいさつされて、洋服の話をしました」。エレベーターの中で一緒になったときには「すごい人なので言葉に詰まって下を向いていたら、（手の甲に）シミがあって。それがものすごくかっこよくて」と振り返った。去年は高倉さんが新しい革ジャンを作っていた情報を聞きつけたそうで、「80過ぎになってまだ革ジャンを作っているって、本当にかっこいいなって思いました」と懐かしんでいた。
「JU あのひと of the Year」は、日本中古自動車販売協会連合会が、中古車の販売員に求められる誠実で信頼感・安心感があり豊富な知識を備えた著名人を選出するアワード。3回目となる今回はこれまでに50台以上の車に乗り、「車への造詣が深く、鋭い観察眼と提案力を併せ持つ存在」としてテリーが選出された。（中村好伸）