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泉谷しげる、高倉健さんと主役競っていた「落ちてヨカッタ」

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高倉健さんと泉谷しげる(画像は2012年撮影のもの)
高倉健さんと泉谷しげる(画像は2012年撮影のもの)

 俳優の高倉健さんが10日に悪性リンパ腫のため亡くなったことを受け、シンガーソングライターの泉谷しげるが20日、高倉さんとの意外な接点を自身のブログで明かした。

 高倉さんの訃報に「『えぇー!』と叫んでた! 暫く茫然となってた…かも」とつづった泉谷。高倉さんの映画はほとんど観ていないというものの、「思い出はある」と続けた。

 その思い出とは、高倉さんとマイケル・ダグラスが共演したリドリー・スコット監督作『ブラック・レイン』(1989)のオーディション。当時、泉谷はこのオーディションを受けていたといい、「役はアメリカ刑事とタッグを組む日本側の刑事。英語セリフ『ファイヤーボール、ブラックレイン…』を何とか覚えて(大変だった)オーディションに挑んだ」と述懐した。

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 結局、受かることはなかったが、後にその役が高倉さんに決まったと聞いた泉谷は驚がく。「つまりオイラは高倉健さんと役を競いあったワケ? 恐れ多いワイ! 落ちてヨカッタよ~!」と当時の心境を明かした。

 その後、知人を介して一度だけ高倉さんに会ったという泉谷。ほとんど会話はできなかったというが、「印象として、スターにありがちな取り巻きは一人も居ず大スターの貫禄を押し付けることなく、ひとりコーヒー(だけ)だった。格好いい人は一人で居るときこそ格好いい~のだな!」と高倉さんの人柄を感じさせるエピソードを披露。「ヒトに迷惑かけてはならないの気持ちからか、静かに世を去るとは…やはり漢なのだ。でも時代を創った大スターの死去は多くにとって相当に悲しいと思う 哀悼」と故人をしのんだ。(編集部・入倉功一)

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